さて、ここに2つの音声の波形があります。70分くらいの音声をアナログ段でパラって2つのデジタル録音環境で録音したものです。1台はフォーカスライトのクロックによるiPadでの録音、もう1台はSONYのポータブルPCMレコーダー。

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一見、完全に同じ波形に見えますが、拡大すると先頭は、

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うん。先頭は揃えてあります。で、ケツは??

 

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う==ん。1/10秒ずれている。。。

デジタルではサンプリングレートが48kであるなら1秒間を4万8千回測定して数値にして記録しているんですよ。『クロック』とはその4万8千回のタイミングを司る信号で、その正確さが音質に如実に現れます。タイミングにむらがあると波形に誤差が出てきますので。

この2台の録音環境ではクロック同期をしていません。で70分くらいの録音で1/10秒もずれるくらい2台のクロックの『発振』は曖昧だったということです。

デジタルではこのクロックの精度がとっても大事なんです。。。

ちなみに江戸前レコーディングスではクロックに特注の『ルビジウム発振器』という宇宙工学レベル(?)のものを採用しています。素晴らしい精度です。

つまり江戸前は音が

1.良い

2.悪い

(難しいはなしかもしれませんが、クロックが正確であればあるほど理論上高域の波形の正確性が増しますので、HIが綺麗に伸びます。)