最近良く思うのだけど、ボーカリストのみドラムの音色に対して「別の」感覚を持っている気がするんです。
普通、ギタリストとかベーシストつまり楽器の人からすると
「(俺の)邪魔にならない音•音色」を求めてる気がします。
で、ボーカリストはどんな音を求めてるかというと、
「気持ちのいい音」なんですよ!
ギタリストなんかは、自分の音しか聞いてないから気持ちいい音かどうかってより「邪魔しない音」が欲しい(笑)ソリスト系のミュージシャンに多いですね、ギタリストに限らず。
ボーカリストはその歌いやすさのためや「自分が主役である」という自覚や自負があるため、音数がシンプルである事を要求します。
しかし、シンプルなだけではだめなんですよ。「心地いい音色」を求めているのです。シンプル故にね。ドラムだけでなく全ての楽器に。
ことドラムでいいますと、音数が少ないけどもリズムの隙間を心地よく感じさせる音色を無意識に求めています。
ただ分離がいいだけ、アタックがあるだけ、派手なだけの音色では気持ち良くないのでしょうね。イコールそれは歌いやすさと同義。
音符と音符を繋ぐ、心地いい音色を求めている。
そもそも「邪魔」とか「気持ちよくない」音色を出すってのは演奏家としては言語道断なのですが、マイナスをプラスにするための考え方ではなく、良いものをさらに良くするような考え方を演奏にも音色にも当てはめて行けるようにしたいですね。
音が良いなんて当たり前じゃなきゃダメなんですね。
さらに音良く、さらに高みへ!
と、チョー有名な歌手がなぜドラマーをコロコロ変えるかの話をきいてて、答え合わせが出来た次第です。
ていうか、ほとんどの一般国民•リスナーはこの歌手の感性と一緒ですよ。きっと。
きゃぁ、江戸前さんのドラムの音色チョーいいんだけど ♡酒が進むわ♡
ANZU