あるあるなんですが、
ウチで録った時点にその場で「素晴らしいドラムの音です!!!」って感動していたようなサウンドが、本人自身がミックスした完成品を聞かせてもらうと全然別な音になってることが多いんです。何でこんな事になるのか。音についての真のイメージを持ててないのか、「弄ってなんぼ」というやってしまうのか。
どのように悪くなるかというと、
レンジが狭くダイナミクスもなく歪みっぽくなって平面的なサウンドになっている。
「音の悪さ」 の三拍子揃った感じにしてしまっている。
「わかってる」はずなのにそういう悪い方向に改悪(してるつもりはないのだろけど)してしまうというのは、ミックス作業というプロセスを安易に考えすぎているということなのでしょうか
そもそも、音を信頼していないんだろうな。。。
今目の前にそこにある音を、そして「いい音だ!」と思った自分自身の感性すら信じていないのかも。
もっと信念というものが音には欲しい。
ネットに書いてる「ドラムサウンド処理テクニック」「ミックス技法」「コンプやEQ」の使い方。
みたいのを全て無視してやってみるのが一番いいでしょうね。
昨日奈良の唐招提寺に行ってまいりました。京都や同じ奈良でも東大寺の喧騒とは全く違うくて静かな御寺。
鑑真和上が中国から自分の信じる「仏の教え」と「戒」を授けるために何度も渡航に失敗しつつ最後は盲になってまで「信じる仏」を信念を持って伝えに来たその証である唐招提寺。
なにかを伝えることの尊さ、難しさは誰でも等しく情報を発信出来る•情報を得ることの出来る現代では考えられません。
音楽を表現し伝えることとは一体なんなのでしょうか。。。