「いいね」と対極にあるべき「音楽」
湯水の如く流れて来ては過ぎ去って行くツイッターやインスタのタイムライン上の動画やちょっとした音楽の断片。
一瞬見てピンと来たら「いいね」。。。
生演奏しか無かった時代の「一瞬の出来事」であった音楽は、素晴らしい演奏であれは人々の記憶に残る「一瞬の芸術」といえました。
何故なら生活の中で量産されるようなモノではなかったから、一つ一つが生活の中で相対的に貴重なモノだったのですね。
CDなどのレコーディング作品は、いいねが付くようなSNSのタイムラインで大量に消費される、単に陳列されているだけの音楽や写真とは本質的に違う存在なのです。きっと。
いつまでも手元に置いておきたい(CDであれ、データであれ)モノであるべきなのが音楽であり「作品」。
SNSに手軽に上がってるモノで手元に永遠に置いておきたいものがあるでしょうか?
音楽という存在とはなにか、その意味とはなにか。
永遠に残しておきたいと思える音楽や作品とは何か、それはSNSに気軽に上がっている音楽や映像の断片や写真とどう違うのか?
というような事にもう少し考えを及ばせて行かないと本来の意味の音楽は滅びます。
それについて考えを及ぼすことが、いいドラムを叩くきっかけになるでしょうし、いい音のいい音楽を作るきっかけにもなるし、
レコーディングという作業をどのように考え進めるべきか、どのような手法を取り入れどのような機材をチョイスするべきか。(演奏の修正やコピペをどう考えるべきか、音圧や音のバランスはどうすべきか、ビンテージLUDWIGを使う意味とは、NEVEとはノイマンとは、、、、)
全てに繋がると思っています。